私たちが読んで面白かった本、参考にしている本などをご紹介します。
値段は、すべて税抜きです。
●「昆虫この小さき者たちの声〜虫への愛、地球への愛」 |
ジョアン・エリザベス・ローク著/日本教文社1905円
ほとんどの人は、世界中の虫がもっと少なければいいのに…と、思っていることだろう。
だが、著者は「私たちが虫を喜んで受け入れれば、その存在を楽しむことができるし、必要な時には虫の役に立つように行動することもできる」と言っている。また、「企業が生み出すプロパガンダは、生き物と人間の複雑な関係を単純化し、虫は敵だというイメージを私たちに植えつける」とも。
私もたくさんのことを虫たちから教わった。虫たちから与えてもらった恩恵は数限りない。なんと言っても、自然の尊さ。そして、地球は人間だけのためにあるのではないということ。本当に虫と出会えてよかった!私のバイブルともいえる一冊。
(ここから購入できます)昆虫 この小さきものたちの声―虫への愛、地球への愛 (いのちと環境ライブラリー)
有吉佐和子著/新潮文庫781円
すでに古典的な部類になってしまったが、環境問題に関する名著であり、今読んでも普遍的な内容。
もともとは新聞の連載小説として書かれたものだそうだが、内容は小説ではなく、ノン・フィクション。
農薬だけでなく、なぜ化学肥料が土によくないかがよくわかる。
それにしても、三十年以上前に書かれた状況が、今でもほとんど変わっていないことに愕然。
いや、それどころか、遺伝子組み換え植物まで出てきている現状は、より複雑化し、グローバル化してきている。
有吉さんだったら、この状況をどう書いたのだろうか!?
(ここから購入できます)複合汚染 (新潮文庫)
ベルナール・ウェルベル著/角川文庫705円
アリは集団でいるので、かなり気持ち悪く、最後まで好きになれない昆虫だった。だが、この小説を読んで以来、すっかりアリに傾倒。賢い動きをするアリを見ると、「お?これは103683号(主人公の兵隊アリ)では?」と思ってしまう。
これはアリを主人公にした小説なのだが(だが、絵本や児童小説ではない)、作者は科学ジャーナリストだったので、アリの生態などはかなり忠実に書かれている。
地球上のアリの総重量は、全人類の総重量と同じか、それ以上に重いと言われている。だとしたら、人間はもっとアリのことを知ったほうがよいのかもしれない。その糸口になる小説。
★「蟻〜ウェルベル・コレクションT」角川文庫705円他2冊
「地下室に立ち入り禁止!」
死んだ伯父が残してくれたパリ郊外の古いアパート。遺言にはたった一言こう書かれていた。
誘惑に抗しきれずに地下へおりたジョナサンはそのまま姿を消してしまう。
そしてあとを追った妻と幼い子どもも帰っては来なかった。
数々の苦難の末、地下に潜入した救助隊が見つけた衝撃の世界とは……!?
そして、フォンテーヌブローの森の奥では、堅牢な都市と連合を築き、力を蓄えるアリの社会。
さて、人間とアリの社会で引きおこされる出来事がどこで一つに重なるのか!?
(ここから購入できます)蟻―ウェルベル・コレクション〈1〉 (角川文庫)
続編として、以下のものもあります!
★「蟻の時代〜ウェルベル・コレクションU」781円
(ここから購入できます)蟻の時代―ウェルベル・コレクション〈2〉 (角川文庫)
★「蟻の革命〜ウェルベル・コレクションV」1143円
(ここから購入できます)蟻の革命―ウェルベル・コレクション〈3〉 (角川文庫)
安田守・写真と文/山と渓谷社1800円
これは虫たちの宝石箱のような本。でも、ユーモアもいっぱい詰まっていて、ナナフシモドキが一生かかってするフンの数を数えたのは、圧巻!脱帽!こんな虫好きもいるんだ!
とにかく写真が美しくて、うっとり。楽しくてにっこり。
(ここから購入できます)昆虫コレクション―集めて楽しむ (森の休日)
セオドア・ゼノフォン・バーバー著/日本教文社1905円
わが家の鳥の巣箱に、毎年2組ずつ、シジュウカラのカップルが営巣する。観察していると、警戒心の強いもの、大胆なもの、よくしゃべるもの、子育てがうまいもの…。やはり鳥にも個性があり、判断力があり、思考しているのだと思わせられた1冊。鳥には鳥の考え、時間の流れや空間の把握があるのだ。
(ここから購入できます)もの思う鳥たち―鳥類の知られざる人間性 (いのちと環境ライブラリー)
大橋弘一著/山と渓谷社1800円
虫もそうだけれど、鳥もけっこう庭で見られるもの。なにも野山だけがフィールドワークじゃない。写真で構成されているが、原寸大なので、鳥がイメージしやすい。惜しいのは、鳥の鳴き声があまり載っていないこと。
(ここから購入できます)庭で楽しむ野鳥の本―原寸大
とりのなん子/講談社ワイドKCモーニング590円
マンガなのだけど、鳥がとっても好きになれる。ツグミのつぐみんや、アオゲラぽんちゃんなど、鳥の特徴がよく描かれていて、鳥がとまっていると、ついなんだろうと見てしまうようになった。鳥だけでなく、昆虫なども出てきて、生き物好きにはたまらないコミック。いや、生き物が好きでない人も必見。ギャグも満載!
とりぱん1(ここから購入できます)とりぱん 1 (1)
とりぱん2 (ここから購入できます)とりぱん2
とりぱん3 (ここから購入できます)とりぱん 3 (3) (ワイドKCモーニング)
とりぱん4(ここから購入できます)とりぱん 4 (4) (ワイドKCモーニング)
とりぱん5(ここから購入できます)とりぱん 5 (5) (ワイドKCモーニング)
とりぱん6(ここから購入できます)とりぱん 6 (6) (ワイドKCモーニング) |